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【SHOP INTERVIEW】

名古屋ならではの味噌だれに大満足!

熱々がうれしい円頓寺ソウルフード。

『日喜屋』二代目 山田多美さん

「あーつかれた」「スタミナつけたいなー」そんな日は、仕事帰りにホルモン焼で一杯、どう?「えんどうじ」の文字が揺れる暖簾をくぐると、昔ながらの鉄板付きテーブルが並ぶ店内。正面奥では、ジュージューおいしそうな音と湯気が立ち上り、ビールやチューハイと入れ替わり立ち替わりに熱々のお皿が運ばれる。その熱気に「とりあえず生!」、そしてやっぱりもやしや野菜たっぷりのホルモン!をオーダー。目の前の鉄板で焼いてもらうのが下町式だ。

『日喜(ひよし)屋』は、円頓寺商店街で60年近くずっとこの場所で営業しているホルモン鉄板焼きのお店。地元の人から近くの会社員、円頓寺商店街にぶらっと訪れる人まで、お客さんは実にさまざま。
「この界隈も、昔からのお店は少なくなってきて、新しいお店の方が多くなってきたぐらい。お客さんの顔ぶれも変わってきてるけど、退職された常連さんがいまだに来てくださるでありがたいわね。いちばん長いお客さんは、50年ぐらい通ってくださっとるよ」と話す多美さんは、この店の二代目。今の時代、跡継ぎがなく暖簾を下す店が少なくない中、息子さんの法樹(のりき)さんが三代目として店に立ち、多美さんを支える。

「商店街の取り組みでテイクアウトやデリバリーを支援してもらったので、バイクで市役所や栄の方へも出前を始めたんですよ。ボリュームがあって安い!とランチもよく利用してもらっています」。

メニューには、鉄板焼、串焼から丼物、そばめしやチャーハンまでと幅広く、お食事処としても人気。ワンコインでおつりがくるホルモン丼や豚丼などのランチメニューは、お隣の『カブキカフェ ナゴヤ座』の役者さん御用達でもある。
「メニューは昔からそう変わってない。ずっとうちは味噌だれのホルモン鉄板焼き。たれはうちでつくっとるの。もやしもどっさり、野菜がたくさん食べられていいって、若い人も喜んで食べてくれるね。グループでいらっしゃると、5人前のミックスを頼まれることが多いかな。鴨つくねなど、串物や単品もあるので、おひとりのお客さんも多いですよ」。
ボリュームもあってしっかり飲めるとあって、男性客が多いと思いきや、昨今は女性客も増えつつあるという。
「女性も男性に負けず、よう飲む人が増えてきたわね(笑)」

円頓寺商店街はどんな街?とお尋ねすると、「住みやすい街だわね」とひとこと。
「マンションと違って昔からのご近所づきあいがありますからね。みんな顔見知りで、よく話もするし、なにかと助けてもらったり。最近は飲食店が増えたけど、デパートとかにはないような個性的なものを売るお店もあって、おもしろいでしょう。商店街はお祭りやイベントがあるのもいいねえ。昔から続いている七夕まつりは毎年楽しみ。ハリボテを作るのは大変だけど(笑)。そりゃひと月半ぐらいかけて作るんだもの。この頃は “秋の円頓寺パリ祭”も人気があってね。七夕はお子様連れ、パリ祭はアベック(笑)。人が多く集まってくれるのはやっぱり嬉しいことです」。

コテを片手に、若い人たちとも気さくにおしゃべりしながら、ころあいよく炒めてくれる多美さんのホルモンは、円頓寺商店街の元気の源!おなかをすかして、かわらぬ味をお楽しみあれ。

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