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【SHOP INTERVIEW】

誰もが安心して選べる「食品」を

身近なくらしにお届けしたい。

『めるは〜ば』オーナー 石原優子さん(右)/スタッフ 有賀雅徳さん(左)

 

 

円頓寺商店街は、名古屋駅から徒歩圏内にありながら、テナントビルやチェーン店が軒を並べる繁華街とは違い、かつては界隈に暮らす人を中心にお店をなりわいとして発展してきた“生活商店街”。現在も周辺には昔ながらの住宅はもとより、新興のマンションも多く、ふだんは観光客よりは近くの会社員や住民が多く往き来する。

 

「私も何十年も前から買い物に来ていて、なじみのある街。『丸小』さんにも、自転車でよくコロッケを買いに来ていました。新道には梱包材屋さんやお菓子の問屋さん、青果店などもありましたしねえ」とにこやかに語るのは、1985年から納屋橋で自然食品店を営んできた石原さん。那古野エリアの空き店舗マッチングをサポートする『ナゴノダナバンク』とご縁があり、数年前から物件探しを依頼していたという。

 

「これがなかなか簡単には見つからなくて。貸す側の事情もあったり、いざ借りるにあたっても不動産関連の手続きが複雑だったりして、数年かかってしまいました。年齢的にもそろそろ決めたい!という時に今の場所を紹介してもらったんです」。

 

築70年の木造空き店舗を初めて見た時は、「お化け屋敷かと思った(笑)」とか。しっかりと耐震補強を施し、安全な食品を売るお店のイメージに合うよう自然素材を生かした明るい内装に仕上がり、晴れて2020年1月、円頓寺商店街の仲間入りを果たした。

 

 

住宅街でありながら、実は青果や日常の食品を扱う店舗は年々減少し、オーガニックや無添加など自然派の食材を購入できる店も身近にはなかった。「こんなお店があったらいいのにね」という近年の界隈の志向に、まさに応えるお店が誕生した。

 

「もともとうちは古くからのお客様が多く、移転しても変わらず足を運んでくださるのですが、こちらに出店したばかりの頃は、 特に年配の地元の方には“自然食品=高価”というイメージがあったようです。うちでは自然食品というより、たとえば味噌や醤油にしても、効率やコスト優先でつくられた“加工品”ではなく、昔ながらの原料を使って伝統的な製法できちんとつくられた“食品”を扱いたいし、売っていきたい。外食は自由に楽しんでも、家では極力添加物なく、伝統的な作り方をしていて価格も適正なものを、もっと日常的に使えるようお届けしたいと思っているんです」。

 

 

そうした考え方が、お店に並ぶひとつひとつの商品に込められ、それを求めるお客様が徐々に増え、いまでは以前のお店をしのぐ集客があるとか。とりわけナチュラルやオーガニック素材に意識の高い外国人や、子供のアレルギーに悩む子育て世代の拠りどころにもなりつつある。

 

「うちも4人の孫がいますが、ひとりは乳製品、小麦、卵にアレルギーがあるので、お悩みはよくわかるんです。ぼくは食べられないの?というお子さんにも安心して召し上がっていただけるよう、米粉パンを扱ったり、自家製のお菓子もここでつくりたてを販売しています。近所のお店の方が気軽におやつを買いに来てくれたりして、それも嬉しいですね」。

 

「アレルギーがあっても飲める」と、日本で唯一加熱殺菌の必要がない自然本来の生の牛乳も、通常の牛乳と比べて高価ながら、調べて求めに来るお客様が少なからずいるという。「価格」ではなく、「価値」で選ぶ人や家庭が増えつつあるということだろう。

“いつでも良いものが手に入る”と地元の人には喜ばれ、“よそにはないものがある”とわざわざ足を運んでもらえる、円頓寺商店街の頼もしいニューフェイスである。

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