小麦の風味を楽しめるモチモチ太麺に、鰹節の効いた魚介系のつけ汁が個性的なやま昇のつけ麺は、ガツンと来る満足な一品。大盛無料サービスや、追加の魚粉パウダー、つけ汁も割りスープで最後まで楽しめるなど、サービスにも大満足。名古屋らしいしっかりとした骨太つけ麺を求めるならやま昇に!
【SHOP INTERVIEW】
アーケードの街角で10周年!
いつ訪れても大満足の人気店。
『麺屋 やま昇』店長 三宅聡明さん
地下鉄桜通線「国際センタービル駅」と鶴舞線「浅間町」駅を南北に結ぶ幹線道路・江川線。円頓寺交差点四つ角には、ご存知三英傑+水戸黄門の像が立っている。南東角に鎮座する太閤秀吉公は、『麺屋 やま昇』の目印にもなっている。
つけ麺店としては和風のシックな店構えだ。商店街アーケード入口側の丸柱には、つけ麺・中華そば/油そばの味へのこだわりや素材などが綴られている。
「スープの基本は豚骨、鶏、香味野菜に魚だしを加えた濃厚な味わいが特徴です。もっちりとしたコシも香りも強い太麺で、噛みしめるほどに小麦本来の芳醇な香りを楽しんでいただけます。つけ麺は麺にからめて食べていただけるよう、たっぷりめ。卓上ポットに入っている魚出汁や柚スープで割って、最後まで味わってくださるお客様も多いですね」と三宅さん。つけ麺ファンからも、「濃厚!麺も食べごたえがあっておいしい」「贅沢メニューはボリューム満点!」と根強い人気を誇っている。
オープンしたのは2011年、今年3月に10周年を迎えた。現在は住吉店(中区)の2店舗。毎年<やま昇祭>としてオープン記念イベントが開催されるが、それ以外にも毎月10日前後にワンコインイベントなどお得なサービスデーもあるので、ぜひともチェックしたいところ。
「オープンした当初は、名古屋ではまだつけ麺専門で展開している店舗は少なかったですね。会社員や大学生、リピーターのお客様も多いですが、ネットで知って遠方から足を運んでくださるお客さんも増えました。また、外国人向けのサイトでも紹介され、それを見てきてくださる外国人のお客様も。コロナ禍以降は、昔ながらの“出前”スタイルでお届けするサービスが好評です」。
名古屋駅からも徒歩圏内、大通りからすぐ目につくロケーション。無休でお昼は15時までとゆったりめの営業なので、ランチタイムを逃した!という時にも嬉しい存在。店内はカウンター約10席、テーブル4席×2つとゆったり落ち着いた雰囲気で、女性ひとりでも入りやすい。
入口脇の券売機で食券を購入し、店員さんに渡すスタイル。つけ麺だけでなく、特製醤油だれの中華そばがあるのも、飽きることなく通える理由のひとつだろう。
「いつ訪れても新鮮に、お得に楽しんでもらえるよう、サービスや特典を企画したり。新規のお客様がリピーターになってくださるのはやっぱり嬉しいですね」。
つけ麺やラーメン店はチェーン展開も多く、繁華街に集中しがちだが、こうして昔ながらの商店街に根を下ろし、街の変化や巷のブームにも左右されることなく営業し続ける店の存在は心強い。地元はもちろん、旅行者にとっても“なじみ”の街角のホットコーナーであり続けてほしい。